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宗教について(その1)

よくいろいろなところで戦いが起こっています。
それも宗教の違いによる戦いが。
イスラム教とユダヤ教の争いならまだしも、キリスト教の中でもカトリックとプロテスタントが争いテロを繰り返したりしています。
日本から見ればどうして争いになるのかとも思うでしょうが、本人同士はもちろん真剣です。
ユダヤ教、キリスト教イスラム教みんな契約宗教であり、特定の神との間に契約しています。
そのため他の神を認めることはなく、神は自分の信じる神だけであり、他には神はいない、他の神を信じているものは自分とは相容れないものであり、否定すべきもの、改宗できないのであれば全否定すべきものなのです。
このような考え方が根底にあります。
だからこそその存在を否定しようとして争いが起こるのです。
力を持てばなんでもできる、自分の考えを押し付ける(本人にすれば正しいことをしている思っているので始末が悪いのですが)ことは正義なのだという考えが出てきているものと考えられます。
そのような考え方は日本人にはどこまで言っても理解できないものでしょう。
たとえキリスト教を信じている日本人でも考え方は日本人なのです。日本人の宗教は神教という考え方もあります。つまりいろいろなものに神を感じる多神教ということです。
だからキリスト教の人も他の宗教を否定することはありません。日本にいる外国からの宣教師も同じようなものかと思えばそうでないのかもしれません。他の宗教を認めているのかもしれませんが、実際は何とか取り込んでしまおうとしているのかもしれません(確かにそのために宣教に来ているわけですから)。
次に続きます、