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セラヴィー&どろしーちゃんについて語ってみる

2012年5月27日
  • その他 > 赤ずきんチャチャ

(追記:適当に描いたトップ画像)

クッキーで赤ずきんチャチャN連載決定ですってイヤッホォォォォオウ!

以前から前サイトのひとりごとで、漫画「赤ずきんチャチャ」のセラヴィーとどろしーちゃんの関係について語りたいけどスペースがないのでやめとくって書いてたんですが、やっぱり語りたいので、思いつくまま書いてしまいました。

この先は漫画版を知らない方が読んでも意味わかんないと思うので、最終巻まで読んでオチまで知っている方のみどうぞ。この2人好きだったけど最後どうなったか知らないって方は、ぜひ単行本でも文庫版でも、最終巻を読んでみてください、きっと期待は裏切らないと思います!

この先、今のところイラストはありません。文章のみです。しかもクソ長い上に勢い任せで書いてて単行本確認してないので間違い多いと思います。しかも勝手な解釈してるので、「そこは違うだろ」って思われるところもあるかもしれません。それでもよろしければ。

キャラ概要

説明がめんどいので、wikipediaさんの解説をコピペ。
ここではアニメ版の設定は飛ばしていますのでご了承ください。

・セラヴィー / サンダル

世界一の魔法使い。チャチャの師匠であり、保護者。魔法に限らず、ピアノ、空手、料理と、何をやらせても人に負けたことのない天才肌の男。風貌爽やかで物腰柔らかな反面、結構根性が悪い。また極度の寂しがり屋でもあり、いつも愛用の人形(エリザベス)と腹話術で会話している。どろしーに執着し、子供の頃に交わした結婚の約束を今でも覚えている。金髪姿のどろしーを見ると狂ったように喜ぶ。やっこちゃんから一方的に慕われ、困っている。ドリスのことが苦手。

チャチャの母の押しかけ弟子で、そもそもは魔法使いになるつもりすらなかった。2代前の世界一の魔法使いの魔法を見よう見まねで段違いの魔法を返したり、師匠(チャチャの母)が研究した魔法を彼女よりとてつもなく早くこなし、「師匠への最後の恩返し」をかなり早い時期に達成したりと潜在魔力がかなり高かった様子。

実は大魔王の息子で、勝負に負けて跡を継ぐ。最終的にどろしーと結婚、男女の双子の父となる。A型。名前(前者)の意味はフランス語で「人生なんてそんなものさ」、由来は荻野目洋子の歌の歌詞。後者が本名。

しっかり「サンダル」が名前のところに書いてあって吹いた。編集した人GJ。
連載終盤で大魔王の息子だと発覚したわけですが…… チャチャNのキャラ紹介でもひっそり紹介されてましたが、最後まで連載おっかけてない人も結構いそうなのに、いきなりそんな設定説明してよかったんでしょうか。
まあ最強キャラだったし、大魔王の家系だってのは納得。しかし性格の邪悪なところは父親には見られないんですよね。価値観おかしすぎるけど。ひょっとして母親似? 作者さんがあとがきで「セラヴィーのかーちゃんとうとう出なかった」って言ってたことからすると、キャラ付けは考えてたのかな? 見たかったなあ

・どろしー

通称・どろしーちゃん。魔法使いであり、しいねちゃんの師匠。セラヴィーより年上の幼馴染。魔法使いとしてのプライドが高く、セラヴィーに強い対抗意識を持っている。過去一度だけ、魔法使い世界一の座を得るも即セラヴィーに倒された。それ以降虎視眈々と奪還のチャンスを伺っている。彼に対する嫌がらせとして、巻き髪の金髪をストレートの黒髪に(アニメ版ではピンクに)変えた。日頃から打倒セラヴィーの為に鍛えているだけあり体が丈夫で、大流行風邪にも唯一かからなかった。実は資産家のお嬢様。

気が強く少々短気ではあるが常識人であり、特にしいねちゃんを誰よりも大切にしていて、彼に危害を加えるものには容赦ない。躾にもうるさい。普段はセラヴィーを徹底的に嫌う素振りを見せながらも、少しは彼を意識している様子(?)。最終的にはセラヴィーと結婚、2児を儲ける。B型。名前の由来はオズの魔法使いのヒロインから。

そうそう、どろしーちゃんは通称…と言っても、呼んでいる人はセラヴィーとチャチャくらいだっけ?
チャチャはセラヴィーがちゃん付けしてるのを真似してるんでしょうね。
「ちゃん」付けなのは幼馴染だから、というこの設定はどうも後付けっぽい。
元々しいねちゃんの方が、作者が子供の頃に作ったキャラだそうなので、それに合わせて魔法の師匠の名前を付けたんだと思います。容姿も似せてるっぽいし。

2人の関係について

時系列順に適当にまとめると

・子供時代(4~5歳前後?)
セラヴィーがどろしーちゃんと結婚の約束を交わす。
この時は純粋にお互いのことが好きだったみたい。

・その後~うらら学園卒業辺り
孤児だった(実際は父親に間違って置き去りにされてしまった)セラヴィーは、良家のお嬢様であるどろしーちゃんに釣り合う男になるために何でも完璧にこなせるよう努力する。しかし、何でもどろしーちゃんを追い抜いてしまうことがどろしーちゃんのプライドを傷つけ、逆に嫌われてしまう。

・うらら学園卒業後
どろしーちゃんは魔法使いになってセラヴィーに勝つため、こっそり家出をして当時の世界一の大魔法使いに弟子入りしようとするが、なぜか家の外でセラヴィーに待ち伏せされていた。(なんで分かったんだろう? ヤベぇよこいつ)
で、なんだかんだあってどろしーちゃんが世界一の大魔法使いを倒し、世界一の座を手に入れるが、その直後にセラヴィーに(手違いで)魔法で倒され、世界一の座を失ってしまう。

どろしーちゃんは再びセラヴィーに勝負を申し込むが、どろしーちゃんLOVEなセラヴィーは勝負したがらない。そこでどろしーちゃんはセラヴィーに嫌われるため、自身の金髪を魔法で黒髪に変えてしまう。それを見たセラヴィーはどろしーちゃんを罵るようになり、2人は喧嘩別れ。

この「髪を黒に変える」って行為が、「セラヴィーが嫌い」って意味を持ってるもんだから、後々いつまでもひきずることに?

・その1年後
どろしーちゃんがセラヴィーの前に現れ、髪の色は戻さないと宣言。(=セラヴィーのことは好きにならない)
セラヴィーはどろしーちゃんにひどいことを言いつつも、全然諦めていない様子。
セラヴィーがチャチャの母親に弟子入り。この頃チャチャとリーヤは赤ちゃん。

・2人が弟子を取る(上の数年後?)
セラヴィーが金髪(=自分を好きだった頃のどろしーちゃん)に執着するようになってきてる。
どろしーちゃんについては謎が多い。師匠はいるの? しいねちゃんを赤ちゃんの頃に引き取ったってことは、上の直後くらいってこと?? まあ、考えてもキリがなさそうなので割愛。

・そして本編第1話へ。
ここまでの空白期間もかなり気になる~。
1話でどろしーちゃんが「お久しぶりね」って言ってたので、あんまり接触は無かったようですが。

本編中での関係

・セラヴィー→どろしーちゃん

昔から変わらず、どんな姿でもどろしーちゃんが好き。
しかし、これ以上嫌われたくないため、気持ちを伝えられずにいる。
嫌われていることの象徴である黒髪をネタにからかってしまう。
そんなことを続けているうちに、本心が言い出せなくなっているところもある。
どろしーちゃんが金髪に戻ると、自分を好きだった頃に戻ってくれた!と勘違いし、上記の自制心がぶっ飛んで暴走する(?)
(セラヴィーの体が小さくなる話の冒頭、エリザベスとの独り言で本音を言ってましたね。)

・どろしーちゃん→セラヴィー

セラヴィーを負かすことを目標にしている。
性格が悪く、金髪に執着し、自分への嫌味ばかり言うセラヴィーのことを嫌っている。
……と思いきや、ドリスにセラヴィーを嫌いになる薬を盛られた時の反応を見ると、
ドリスは「セラヴィーを元々嫌っているから態度は変わらない」と思ってたのに対し、実際は宿敵であるセラヴィーから離れていこうとするという変わり様だったところを見ると、口で言うほど心から嫌っているわけではないような感じ。
さらに、セラヴィーからもらったプレゼントを、「捨てる」と言いつつクローゼットの奥にしまいこんでいるのは、
ただの「嫌い」だけではない複雑な感情があるようで……
だって、あのクローゼットに子供の頃もらったマスコットが入ってるって事は、家出の時に大っ嫌いなはずの
セラヴィーからもらったマスコットをわざわざ持ち出したってことですよ! それって相当なことのような。
(そういえば家出後に追っかけてきたセラヴィーがピカポンさんにやられて崖から落ちた時、セラヴィーのことを心配してたっけ)
多分、心の奥底では好きだって気持ちをどこか持ち続けてたのでは。

思うにどろしーちゃんは、セラヴィーと対等になりたかったんじゃないでしょうか。
セラヴィーへの思いは過去のものにして吹っ切ったつもりでいるんだけど、
いつも負かされ続けて見下されて、恋心まで相手の思い通りになるのが嫌だったって感じ?
作中でどろしーちゃんのセラヴィーへの思いが直接語られることはなかったんですが、
プレゼントをクローゼットにしまいこんでるところを見ると、セラヴィーへの思いも捨てきれないけど
受け止めることもできないことは自覚してたかもしれません。

で、で、本編中で見物なのが、2人の距離がちょっとずつ縮まっていってるところ!
(最初期は設定が固まっていなかったっぽいので飛ばすとしても、若返りの薬の話あたりでは2人の因縁は決まってたっぽい? その辺りの単行本に「過去話書いてみたい」ってコメントがあったので。)

作中一番の転換期は、セラヴィーの体が小さくなった話!だというのに割りと最近気付きました。
エリザベス相手にどろしーちゃんへの思いをぶちまけるセラヴィーがいいですね。
(一番の本音「どんな姿でもどろしーちゃんが1番だよ」 をエリザベスに言わせる辺りがひねくれてるなあ)
一番のポイントは、どろしーちゃんに本気で嫌われてると思ってたセラヴィーが、クローゼットにしまわれたプレゼントの山を見つけて、実はそこまで嫌われているわけでもないって気付いちゃうってところ!
なんかその話の後、セラヴィーのどろしーちゃんLOVEが表面化してきたり、派手なケンカが減った(おまけ4コマでしいねちゃんが言ってたので意図的なのは間違いない)のは、嫌われていることに対する嫌味をあんまり言わなくなって、もしかしたら結婚してくれるかも!って思いが強くなったから?
エリザベスの出番が少なくなっていったのも、自分を好きだった頃のどろしーちゃんがいなくても、前より距離の縮まった今のどろしーちゃんがいれば満足するようになったからかな。
うまく文章がまとまらない……

どろしーちゃん本人に対してデレデレすることは意外となかったり。
どろしーちゃんは僕のこと好きなんだ!って勘違いしたときにデレ全開になってるような感じ。
(金髪に戻った時のほかにも、隕石から僕ん家守ってくれた!とか、チューしてくれる!とか、勘違いなんだけどね)
普段は嫌われてると思ってて、もっと嫌われたくないから好きだって言えないんだと。

それでもセラヴィーはどろしーちゃんに愛の告白はしないんですよね。
最終章で言ってたプロポーズも「もういーかげん結婚しませんか?」とか、表向きは「昔約束したんだから結婚してくれ」みたいな言い方をして。
本当は全部ひっくるめて大好きなのにさ!
(チャチャのお母さんに惚れかけたのも、性格がどろしーちゃんっぽいからってのが大きいし)
やっぱり、昔みたいに告白して余計嫌われるのが嫌なのと、これまで長い間意地を張ってきたせいで今更言い出せなくなってたってことでいいかな?
そういえばセラヴィーはどろしーちゃんのことをけなしつつも「嫌い」とは言ってないんですよね。(ちゃんと確認してない)
逆に「大っ嫌い」って言われて凹んでたり。
あと、惚れ薬とか直接魔法で金髪に戻したりとか、そういう手にもあんまり出ませんね。妖精にお願いしようとしたり、エリザベスを介したりはありますけど。
魔法勝負で勝っちゃった負い目があるから、どろしーちゃんに魔法は使いたくないのでは?という意見をどこかで見ました。

そんな感じでどろしーちゃんに愛を伝えられなくて、代わりに(?)どろしーちゃんに近づく輩(誤解を含む)を片っ端からぶっ倒したり、どろしーちゃんが遠くへ逃げようとしたらとっ捕まえて逃げられないように周りの世界をぶっ壊そうとしたり…… これがヤンデレってやつか。
ポピィ君をエガオンにした黒幕なのも、どろしーちゃんに恋心を寄せてるポピィ君への嫌がらせだし。多分。まあそのせいで魔王平八が絡んできて正体が発覚しちゃうんですけど。

セラヴィーサイドばっかり語ってしまった。
次はどろしーちゃんサイド↓

どろしーちゃんは、セラヴィーも自分のことは諦めてると思ってたんでしょうか?
未だに想い続けられてるのを知ったのはエリザベスのモデルがどろしーちゃんって判明した回なんでしょうけど、それは昔の自分を追い求めてるだけだと思ってた?
何でも願いを叶えてくれる妖精さんの回で、「まだ諦めてなかったか~~」って台詞があったので。
(話が脱線しますけど、その時セラヴィーが言った3つのお願い、どろしーちゃんが金髪に戻りますように、僕のこと好きになりますように、僕と結婚してくれますように、のうち、1つ選ぶとしたら僕のこと好きになりますように、なのが、やっぱり金髪<どろしーちゃんからの愛なんだなーと思ってたんですが、よく考えるとその1つであとの2つも叶ったようなもんって考えなのか。)
その後はもう、セラヴィーが未だに諦めてないことを知ってて、一生追い回されるんだろうと思いつつ、プライドをずたずたにしてきた上に自分を思いのままにしようとしているセラヴィーを拒絶してる、って感じかな。
それでもセラヴィーのことは意外と気遣ってたり。「寂しがりやの悪魔」って分析して、過去へタイムスリップしてその性格をどうにかしようとして。優しいんだなあ。
(あの話で子供セラヴィーがどろしーちゃんをオニババと勘違いしてましたけど、もしかして今のセラヴィーが嫌味で「オニババ」って言うのはその時のことを覚えてるから…ってことはないか。あとチャチャ世界ではタイムスリップで過去は変えられないのね。タイムスリップすることすら運命に組み込まれ済らしい。)

嫌ってる割にはセラヴィーん家に(多分)勝手に上がりこんでビール横取りしたり、なんかお茶してたり、ソファーに2人並んで座って編み物してる途中でうたた寝しちゃったり、あれ、結構仲いい?

4コマのネタでは、セラヴィーの服に口紅が付いてるのをどろしーちゃんが見つけた、とか、「もうこんな生活耐えられない、さよなら!」「僕に何の不満があるって言うんですか?」とか、あれこの2人カップル?って思わせるネタ(もちろん実は違うってオチですが)もあったりして、狙って描いてるよね。

2人でホラービデオを見るエピソードもいいですね。
2人とも本当は怖いんだけど、明らかにバレバレなんだけど意地張って口には出せないって所が、2人の本心を言い出せないことを象徴してて面白いです。2人ともプライド高いし負けず嫌いなんだよね。
んーってことは、先に本心を言い出したほうが負け…なのか?

どろしーちゃんに言い寄ってくる男性は時々いたけど、セラヴィーに抹殺されてたみたいですが、どろしーちゃん自体は気付いてたんでしょうかね? セラヴィーも見つけ次第ぶっ倒してる感じに見えるので、誰一人どろしーちゃんに近づけないわけではなさそう。まあ、そんな人が現れてもどろしーちゃんは相手にしなかっただろうけど。

●最終回付近について

例の2人の結婚をかけた鬼ごっこが始まる話の冒頭、セラヴィーがどろしーちゃんにプロポーズしてて驚いたんですが、子供たちの台詞によると、しょっちゅうプロポーズしてはフラれていたらしい。
でも本編中でそんなシーンはなかったような…… まあ連載後期はセラヴィーの愛がダダ漏れだったから、プロポーズしててもおかしくはないけど。
それでどろしーちゃんは例の「セラヴィーが勝ったら結婚する、負けたら魔界に帰る」っていう勝負をふっかける訳ですが、ちょっと大胆すぎやしないか? 負けた時のことは考えてなさそうだし。「どうせ一生つきまとわれる」から結婚してもしなくても同じこと、それなら一生離れられる可能性のある方に賭けてみた方がいいって考えだったのかも。……いや、いや、同じじゃないぞ…… それとも… いや、今のは無しで。

勝負は結局どろしーちゃんの勝利で終わったわけですが、これがセラヴィーへの初勝利ってことみたいですね。しいねちゃんが「最後の最後でようやく負かすことができた」って言ってたし。なるとちゃんへの子守唄オーディションで勝ったとか、そういうのはノーカウントみたい。

でも結局はどろしーちゃんがストレスの発散相手のいない生活に2ヶ月で耐えられなくなって、自ら魔界まで会いに行っちゃうってことになるんですが。てかストレスの原因はセラヴィーだったのに、いなくてもストレスになってる? 運動が足りなくて体がなまっちゃってるっては言ってたけど。でもまあ、他の方法で発散するとかじゃなくてわざわざ本人に会いに行っちゃうくらいだし、きっと寂しかったんだよね☆
このシーンのセラヴィーに会いに来たってことを渋々認めるどろしーちゃんが可愛い。離れて過ごして自分のセラヴィーへの想いを自覚しちゃってる?(見ていたポピィ君が「結局こうなるのか…」って泣いてたので、多分心を読んだらそんな感じだったんだろうな)

その後、父親が連れてきた嫁候補の金髪美女(?)たちを前にして、セラヴィーのどろしーちゃんへのマジ告白! ってここでやっと、体が小さくなる話の冒頭で言ってた「どんな姿でもどろしーちゃんが一番」っていう本音を伝えられたってことなんですかね。この言葉を言うのに、勝負に負けてどろしーちゃんと引き離されて、心身ともにやつれ切って、ここまで追い詰められないと言えなかったのかとかと思うと、もうどんだけ意地っ張りなんだよって感じです。

それを聞いたどろしーちゃんもまんざらでもなさそうな感じだったのは、勝負に勝ったことでセラヴィーを嫌ってた理由の1つ「いつも負かされて悔しい」ってのが解消されたから? セラヴィーが勝負に負けてプライドボロボロにされて、情けない姿をさらしながらもどろしーちゃんに告白することで、やっと対等な関係になれて、どろしーちゃんもセラヴィーへの想いを受け入れられるようになったんだと思いました。
結局最後はセラヴィーが金髪美女(?)の記念写真を撮って(これは照れ隠しだと思いたい)、どろしーちゃんの機嫌を損ねちゃって終わるんですけど、ここまでくれば2人はもう大丈夫のはず。

この勝負、セラヴィーが勝ってたらどうなるんだろう……
2人の間のわだかまりを解消しないまま結婚しても、幸せにはなれなかったと思いますが。

こうして最終回までの流れを振り返ってみると、2人の一筋縄では行かないこじれた関係にうまいこと決着をつける神がかり的な展開は、ただただすごいとしか言いようがないです。
作者さんはこの漫画をラブコメのつもりで描いてたけどギャグ扱いされてるってコメントもありましたが、こうして見るとちゃんと要所要所でラブコメだったんだなあ。

●最終回後

この1件以後の2人の関係がどんな感じなのか果てしなく気になるのですが、単行本最終巻に載ってる○年後の4コマだけだとちょっと情報少なすぎてよく分からないのが残念。
りぼん最終回掲載号の付録のイラストカードに、各キャラに対する作者さんのコメントが付いていたのですが、セラヴィーとどろしーちゃんについては、「2人がラブラブしているところが想像つかなかった、どろしーちゃんには結婚してもセラヴィーをどついていて欲しい」って書いてあった覚えがあります。(カード無くしちゃったのでうろ覚え……)あと、2人の結婚について読者からたくさん手紙が届いたとも。やっぱりみんな気になってたのか。
まあ作者さんがそう言うのなら、見るからにいちゃついたりはしないんでしょう。創作キャラクターが作者さんの想像を超えることはできないからね。
なんか、永遠にあの関係のままデートとか結婚とかしてそうな気もします。ある意味一番いいバランスで留まってるのかも。

…と思ってたところでまさかのチャチャNで最終回後の話が読めるなんて!
最終回直後くらいで、どうもデートするような仲になってるみたい。(ポピィ君が言ってたので間違いない。便利だなあ彼)
チャチャ達3人は全くそんな風には思っていないようなので、表面的には今までと変わらない感じなのかな。
セラヴィーがどろしーちゃんを怒らせる原因が、どろしーちゃんの行動を愛だと勘違いするって方向になってるのが、今までとは2人の間の空気が明らかに違う感じがしていいなあ。
もっと2人のやり取りが見たいー見たいよー! まさかの連載再開決定だそうで、もしかしたらもっと見られるかも。読みきりの時はあくまでチャチャたち主人公メインにしないといけなかったからね。

ん~あと、2人の東京観光は日帰りっぽい。ハガキの写真と東京で合流したときの服は一緒ですよね? あのハガキは瓶を通して送ったかなんかで速攻届いたんだろうな。

そういえばチャチャN読み切り1話のキャラ紹介で、どろしーちゃんの説明に「セラヴィーにだけ怒りんぼ」って書いてあって、適確すぎてなんかわろた。でもそれって結局、優しくすると愛されてる!って調子に乗ってうざいからだよね。金髪に戻さないのも、そういう理由と、あとは金髪そのものに対する執着もあるからだと。
読み切り2話のキャラ紹介では、どろしーちゃんは「セラヴィーとは腐れ縁」って、……まあ、確かにそうっちゃーそうだけど。本編の最終章でどろしーちゃん自分で言ってたしね。そういう認識なんでしょう、本人の中では。

妄想?

セラヴィーそっくりの天使セシルがセラヴィーを倒しに来る回で、セシルの奥さんどりまーちゃん(どろしーちゃん似金髪天使)がセラヴィーのことを「不幸な人」って言ってたのがちょっと気になってる。
あの言葉の意味って、セシルは性格もセラヴィーと同じで邪悪だけどどりまーちゃんと結婚できたのは、2人が仲違いすることがなかったからってだけのことなのかも。性格がアレでも結婚してくれたみたいだし、セラヴィー達の場合、性格より2人の関係のこじれの方が重大だったとか。例えば、セラヴィーが変に本気を出してどろしーちゃんを何でも追い抜いたりしなければとか、異様なほどの寂しがり屋でどろしーちゃんを付け回したりしなければ、とか、そうすればずっと仲がいいままでいられたかな? ってことは、赤ん坊の頃父親に置き去りにされてトカゲ男に育てられたのが不運の始まりだってことになる……けど、置き去りにされなかったら人間界でどろしーちゃんと出会えなかったか。
セシルはどりまーちゃんに尻に敷かれつつも幸せそうでいいね。子供4人はそう年は変わらないくらいに見える(3~5歳くらい?)ってことは4つ子? 天使だから子供の概念が人間とは違うかもしれないけど。どろしーちゃんはリーヤくらいの子がいる年齢じゃないって言ってことあったたけど、そうか、あのくらいの子ならいてもおかしくない年なんだ。

番外編でセラヴィーとどろしーちゃんの子供が見られたのは本当によかった。
どろしーちゃん似の男の子とセラヴィー似の女の子で丁寧口調とか、もう可愛すぎでしょ。作中で「悪魔」みたいに言われてたけど、まだ小さい子供だからねー。分別つくようになったらどんな風に成長するのか見たいけどさすがに無理だな。
金髪の女の子が生まれなくて本当によかった。もしいたらセラヴィーがその子に干渉しまくって人生台無しにしちゃうよ。そういう危険があるから、子供はあの2人だけなんだろうね。セラヴィーはもっと子供欲しがりそうだけども。
あーでも、セラヴィー母からの隔世遺伝で黒髪の女の子が生まれてても面白かったかも。多分それは無いけど。

セラヴィー母が黒髪なのってなんか因縁あったりする? セラヴィーが黒髪どろしーちゃんに対しては記憶の底にある母親像を見出してるところがあるとか…はないか。見た目うんぬんの話じゃないんだった。

おまけ

この考察?を書くにあたり、いろんな方のブログやウェブサイト、掲示板の書き込みなんかを参考にさせていただきました。なんか他の方の考察をパクっちゃってるところもあるかも。ごめんね。

あと、文庫版の巻末キャラクター紹介が割と突っ込んだことまで書かれてていいですよ。単行本全巻持ってるのに、セラヴィーとどろしーちゃんの紹介が載ってる文庫3巻だけ中古で買っちまったよ。
ただし、文章は作者さんが書いてるわけではないようです。

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